セブン銀行カードローンは、他社のカードローンとは異なり、在籍確認を行っていません。
本来であれば在籍確認は必須で、会社での仕事を行っていると証明しなければカードローンは利用できないのです。
しかし、セブン銀行カードローンでは在籍確認を行わず、審査の時間を短縮させています。
その理由はセブン銀行カードローンの商品事情に関連しています。
この記事ではセブン銀行カードローンの在籍確認について説明するほか、在籍確認を免除しているため簡単に審査が受けられるのかも説明します。
目次
セブン銀行カードローンは在籍確認を行わない
セブン銀行カードローンは在籍確認を行わず、審査を完了させています。
審査では在籍確認によって仕事をしている状況を理解し、本当にその会社に勤めているのか把握しています。
仕事をしていないと判断できれば、その時点で審査に落とし、カードローンを利用しない方法を他社では採用しています。
ところが、セブン銀行カードローンは在籍確認をせず、本人の情報に沿って最終的な審査結果を出しているのです。
従って在籍確認の電話連絡が入らず、会社の人に知られる心配はかなり小さくなります。
また、在籍確認がないという部分は、カードローンに申し込みやすいメリットを与えています。
ただ、セブン銀行カードローンの在籍確認がないと言っても、その分審査基準が変わっているので気を付けなければなりません。
なぜセブン銀行カードローンは在籍確認をしないで審査を終えるのか
他社のカードローンは、限度額が非常に高く、500万円を超える商品も多々あります。
近年は限度額を高めるほか、低金利で借りられるようなイメージを作り、カードローンの利用を銀行側も促進させているのです。
しかし、セブン銀行カードローンの限度額は50万円です。
今の時代に50万円という限度額は非常に小さく、カードローンとしてはあまり多くのお金を借りられない商品です。
この限度額を低くしているため、在籍確認を行わずにカードローンでお金を貸す方針をセブン銀行は採用しています。
高い限度額で貸す場合と違い、低い限度額で少額だけ貸すような方針を取っています。
そのため在籍確認等の負担を減らし、ある程度早く審査が終わるようにセブン銀行は考えています。
もちろん本人の信用度が非常に重要であり、信用度が高くなければカードローンの利用はできません。
本人確認や申込みの内容を踏まえて、問題がなければセブン銀行カードローンは利用させる方針を取っているのです。
また、在籍確認が行われない分だけ、セブン銀行カードローンは審査基準を変更しています。
審査基準の違いにより、信頼できる人だけにカードローンを利用させる方針が取れます。
従って在籍確認を行わなくても、信頼できる人は見抜けるのです。
セブン銀行カードローンの審査はどのような流れで行う?
セブン銀行カードローンの審査の流れについてここからは説明しましょう。
基本的な部分は他社と変わりませんが、在籍確認については免除されており、電話による確認を一切行っていません。
非常に早く審査を完了させられるだけでなく、電話確認などの不安も取り除かれているのです。
実際にセブン銀行カードローンの審査を受ける際には、このような流れで申込みを行います。
- 普通口座作成(カードローン申込みと同時に可能)
- カードローンの申込書類をネットで記入
- 本人確認書類のアップロードを行う
- 審査結果が通知される
- 後日ローンカードが送られる
以上の流れによってセブン銀行カードローンの審査は行われます。
審査で気を付けたい部分などについて詳しく説明します。
普通口座作成(カードローン申込みと同時に可能)
セブン銀行カードローンは、セブン銀行の普通口座を持っていない人には利用できません。
どうしても利用したいと考えている場合、普通口座の作成から入らなければならないのです。
ただ、セブン銀行カードローンと一緒に、セブン銀行の普通口座開設依頼も出せます。
つまり口座を持っていない人も、カードローンと一緒に口座作成を行っておけば、負担を小さくできるのです。
しかし、セブン銀行カードローンの審査は、普通口座の作成が終わってから実施されます。
口座を持っていない人は、口座開設が完了するまでは審査を待たなければならないのです。
場合によってはかなり開設に時間がかかり、2週間程度待たされる場合があります。
早く審査を終えたい方は事前にセブン銀行の普通口座を作っておきましょう。
カードローンの申込書類をネットで記入
セブン銀行カードローンは、カードローンの申込書類がネット上に存在します。
カードローンの申込みの画面で、必要な情報をすべて入力するようにしているのです。
この画面で必要な情報は以下の通りです。
- 本人の個人情報
- 申込者の勤務情報
- 現時点で借りている金額
- 現時点で借りている会社の数
- 希望している限度額のコース
これらの情報を申込内容で入力しなければなりません。
申込者の個人情報については、他社のカードローンと一切変わりません。
住所や名前、生年月日などの簡単なものを入力していきます。
勤務情報についても同様で、会社の名前と住所地、勤務している年数などを入力します。
借金については正しく申告しなければ審査を通過できません。
借りている金額や件数はしっかりと入力してください。
限度額のコースは3つ
限度額のコースは以下の3つから選べます。
- 10万円コース
- 30万円コース
- 50万円コース
余程のことがなければ50万円を選んだほうがいいものの、収入面で不安を抱えている方は10万円からスタートしても構いません。
全ての情報を入力して確認を行った後、セブン銀行に申込内容が送付されます。
本人確認書類のアップロードを行う
本人確認書類をアップロードして、個人情報に問題がないか示さなければなりません。
もし本人の情報と提出された情報が間違っていた場合は、この時点で審査に落とされるからです。
そこで本人確認書類を専用のアップローダーに提出し、セブン銀行に確認を取ってもらいます。
本人確認書類として使える書類ですが、
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
などが用意されています。
他社のカードローンと同じように、身分証明書として利用されるもので、画像のついているものが求められます。
必要な本人確認書類はアップローダーに提出しておけば、セブン銀行の担当者が確認します。
問題がなければそのまま審査が進められます。
なお、収入証明書はセブン銀行カードローンには不要です。
セブン銀行はカードローンの限度額が低く、収入証明書を出さなくても大丈夫です。
収入証明書の準備をしなければならないカードローンが多い中、準備をしなくてもいいのは安心できるでしょう。
審査結果が通知される
在籍確認はありませんので、電話による確認等が行われないまま、審査が進められます。
本人にかかってくる電話についてもセブン銀行は実施していません。
つまり電話については何も行われないまま、メールによって審査結果が通知されるのです。
審査結果でセブン銀行カードローンを利用可能になっている場合、利用可能な限度額が一緒に通知されます。
一方で審査に落とされている場合は、審査を通過できていないと文章だけが通知されます。
審査落ちの理由については一切わからないままなので、どのような原因で落ちているのか考えておきましょう。
審査完了後にキャッシュカードでお金を借りられる
他社ではローンカードの発送を行いますが、セブン銀行はキャッシュカード兼任型を採用しているため、ローンカードの発送はありません。
キャッシュカードにカードローンの機能が追加される形になり、カードローンの機能がATMで使えるようになります。
審査が終わってから一定の時間が経過すると、キャッシュカードは自動的にカードローンの機能が使えます。
そのため審査結果が通知されてからしばらく待ち、ある程度大丈夫だと思った段階でATMへ行くといいでしょう。
後は必要な金額を入力するとお金を借りられます。
また、セブン銀行のマイページからもお金を借りられます。
こちらは審査通過後すぐに利用できるよう手続きを進めてくれるので、短時間で振込による融資が受けられるでしょう。
セブン銀行カードローンの審査は甘いの?
セブン銀行カードローンの審査基準ですが、非常に厳しい傾向にあります。
僅か50万円という限度額ではありますが、審査基準を大幅に厳しくしており、誰でも簡単にカードローンを利用できるというわけではないのです。
しかも電話による確認等がありませんから、在籍確認がないという理由だけで審査を受けたいと思う方もいるでしょう。
しかし、セブン銀行カードローンの審査は厳しく、簡単に利用できるという考えは持たないほうがいいのです。
審査基準に合致していない人がセブン銀行カードローンの申込みを行うと、数分で審査落ちの連絡が届いてしまいます。
セブン銀行カードローンの審査が厳しい理由
なぜセブン銀行カードローンは限度額を低くしているのに、審査基準はかなり厳しい傾向にしているのでしょうか。
その理由は以下の通りです。
- 他社の借入をかなり厳しく見ている
- 信用情報のないようにも敏感
- 遅延損害金を取らないので信頼できる人にしかカードを発行しない
このように厳しい基準を設けているため、カードローンを誰でも利用できる状況は作っていないのです。
なぜここまで厳しい基準を設けているのか、詳しく説明します。
他社の借入をかなり厳しく見ている
セブン銀行カードローンは、他社借入を相当厳しく見ています。
他社から借入をしている人は、返済されないという思いを持たれてしまい、審査を通過できなくなってしまうのです。
本来であれば、他社のカードローンでお金を借りていても、限度額を下げるなどして審査を通過できる場合があります。
しかしセブン銀行カードローンは限度額が元々低く、限度額を下げて審査を通過させる方法を持っていません。
従って他社借入を持っている人は、限度額を引き下げて審査を通過できる状況を作れないのです。
他社のカードローンを利用している方はもちろんのこと、ローンによってお金を借りている状況が続いている方も、セブン銀行カードローンの審査は通過できないと考えましょう。
信用情報の内容にも敏感
過去の借入情報や遅延など、信用情報には金融に関連する多くの情報が残されています。
セブン銀行カードローンの審査では、信用情報をしっかり確認しており、問題のある行為が1つでも見つかれば審査に落とすようにしています。
1つくらい遅延があっても大丈夫だと思っている人は、その認識を捨てたほうがいいでしょう。
セブン銀行カードローンは、1つの遅延や滞納という情報だけでも審査に落とすくらい、信用情報の安心感を求めているのです。
信用情報に問題がある人は絶対に審査を通過できず、セブン銀行カードローンは利用できないと認識してください。
遅延損害金を取らないので信頼できる人にしかカードを発行しない
セブン銀行カードローンは、カードローンとしては珍しく遅延損害金を取りません。
返済の遅延が起きた場合でも、同じ金利を適用して返済を待ってくれるのです。
しかし、返済の遅延をはじめから起こしそうな人に対し、セブン銀行カードローンを利用させるわけにはいかないのです。
そのため過去の利用状況や他社の借入、問題となる行為が1つでも見つかれば審査に落とすようにしています。
また、年収等の不安、仕事状況による安定した収入を確保できないと思われる状況なども審査に落とすようにしています。
より高い安定性を求める代わりに、遅延した場合は損害金を取らないというルールを作っているのです。
セブン銀行カードローンの審査は在籍確認がないものの厳しい
セブン銀行カードローンは、在籍確認を行わない珍しいカードローンで、電話による不安というのはほとんどありません。
在籍確認に不安を感じている方は、セブン銀行カードローンであれば不安を取り除けるでしょう。
しかし、在籍確認を行わない代わりに、非常に厳しい審査基準を採用しているカードローンです。
ちょっとした悪い情報だけでもセブン銀行カードローンは利用できません。
これまでの利用状況はもちろんのこと、収入面などでセブン銀行や保証会社を信頼させられるように努力しましょう。