無職でも消費者金融の審査に通ることはできる?

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「無職だけど消費者金融でお金を借りたい!」
「無職だと消費者金融では借りられないの?」
確かに無職であってもお金が必要なシーンはあるでしょう。
果たして、無職でも消費者金融の審査に通過できるのでしょうか?

消費者金融の審査は無職の人は通過できない

消費者金融各社の申し込み条件の欄には例外なく「安定した収入があること」と記されています。

では仕事を持っていない「無職」の人は消費者金融の審査申し込みはできないのでしょうか?

無職の人は消費者金融の審査条件を満たせない

消費者金融の商品概要をよく読んでみると、正社員だけではなくパートやアルバイトでも、仕事をしていて安定した収入があれば審査に申し込みできるとあります。

つまり、仕事をしていなくて無職の場合は、消費者金融の審査条件を満たせないということです。

例えば、大手消費者金融では借入可能かどうかシミュレーションできる「借入診断」がホームページ上に用意されていて、いくつかの項目を入力すれば借入可能かどうかをカンタンに診断できます。
大抵の場合、入力する項目は以下の3つです。

  • 生年月日
  • 年収
  • 他社借入状況

しかし、どの消費者金融の借り入れ診断でもこの年収の部分を「0円」にすると、
「診断できません」
「収入がない場合は借入できません」

と表示されてしまいます。

申込者に「安定した収入」がなければ、つまり無職の場合には、消費者金融の審査には通過できないのです。

消費者金融には総量規制のルールがある

しかし、申込者が無職だとどうして消費者金融の審査に通過できないのでしょうか?

消費者金融の根拠法である貸金業法には「総量規制」という非常に重要な法律が定められています。

2010年に貸金業法が改正された際に導入されたこのルールでは、個人の借入総額を原則として年収の3分の1までに制限するように定めています。

つまり、無職で収入がなければ、
0円×1/3=0円
借りられる金額はゼロ円、つまり消費者金融でお金は借りられないということなのです。

消費者金融が総量規制に反して申込者の年収の3分の1以上の融資を行った場合、その消費者金融は行政処分の対象になります。
業務停止などの厳しい処分を受けることになれば経営に重大な影響が出てしまいますから、消費者金融は絶対に総量規制に違反することはありません。

従って、無職で収入がなければお金を借りられないと総量規制で定められている限り、消費者金融に申し込みをしても審査には通過できないのです。

無職でも消費者金融の審査に通過する可能性があるケース

原則として、無職の人は消費者金融ではお金を借りることはできませんが、無職であっても条件付きで消費者金融から借入ができるケースもあることをご存知ですか?

専業主婦の場合

専業主婦は収入を持っていない、つまり無職ですので本来なら消費者金融の審査に通過することはありません。
しかし、実は専業主婦でも消費者金融でお金を借りる方法がないわけではないのです。

無職でも配偶者貸付制度で消費者金融の利用可

無職の主婦の場合、総量規制の例外の貸付である「配偶者貸付」を利用すれば消費者金融の審査に通過できる可能性もあります。

配偶者貸付とは、専業主婦でも「夫婦の合計年収の3分の1までの金額」を借りることができる制度です。
ただし、配偶者貸付で消費者金融から借入を行う場合には以下の書類を提出しなければなりません。

  • 配偶者の同意書
  • 婚姻関係を証明する公的な書類(住民票、戸籍抄本など)

この同意書は、あくまで専業主婦と消費者金融が契約を結ぶことに対する同意書であって、配偶者が保証人になることの同意書ではないことに注意しましょう。

ところで、配偶者貸付制度ってあまり聞きなれない名称ですが、どの消費者金融でも
受け付けてもらえるのでしょうか?

大手消費者金融は配偶者貸付を受け付けていない

確かに、配偶者貸付を利用すれば、無職の専業主婦でも消費者金融の審査を受けられる可能性はあるのですが、手間とコストがかかることから大手消費者金融ではこの配偶者貸付自体を受け付けていません。

中小消費者金融なら、配偶者貸付を受け付けている業者もあるのですが、

  • 夫に内緒で借りることはできない
  • 夫婦の年収の合算の3分の1までの金額が借りられるとはいうものの、中小消費者金融では借入限度額がかなり小さくなると考えられる
  • 役所で書類を発行してもらわなければならない

など、メリットよりもデメリットの方が大きいのであまりおすすめはできません。

消費者金融で借り入れをすることを伝えて、夫の同意書をもらわなければならないのであれば、夫に頼んで消費者金融で直接借入をしてもらう方が、手間がかからず借り入れできる金額もずっと大きいのではないでしょうか。

学生の場合

無職の学生の場合もやはり消費者金融の審査には通過できません。

しかも、専業主婦のように消費者金融から借入できる特例なども学生にはないです。
ただし、条件を満たしていれば、不労所得などがある場合には消費者金融の審査に通過できるかもしれません。

無職の学生は消費者金融から借入できない

一般的な消費者金融に無職の学生が申し込みをしても、借り入れできる見込みはまずありません。
同じ貸金業者である学生ローンの場合なら、

  • 親が連帯保証人になる
  • 就職が内定している
  • 親からの仕送りを収入とみなしてくれる

などで審査通過できるケースもありますが、無職の学生がそこまでして借入をしなければならない事情の方が気になるところです。

学生でももちろんお金が必要になることはあるでしょう。

友達との付き合いや旅行などでお金が足りなくなってしまうことなんて、確かにしょっちゅうありますよね。

ただ、無職の学生が消費者金融でお金を借りたとして、本当にきちんと返済していくことができるという自信はありますか?

学生なら、消費者金融でお金を借りる前にまずアルバイトをしてみるというのはどうでしょうか?

自分で稼いだ範囲のお金で学生生活を楽しむ、それが金銭感覚を身につけるための第一歩にもなるはずです。

無職でも不労所得があれば審査通過できるかも…

パソコンやモバイルの普及により、最近ではネットビジネスなどで安定した収入を得ている学生も増えてきています。
こうしたビジネスで得る収入が毎月一定以上あれば、消費者金融の審査にも通過できる可能性があります。

ただ、消費者金融の審査に通過するには、個人事業主として毎年確定申告をしていることが条件になります。

確定申告をしていないと所得を証明することができないからです。

ネットビジネスなどで収入を得ているというだけでは、信用面では無職の人と何ら変わりません。

「無職でも融資可能!」「無職でも即日借入OK!」には注意する

無職でも融資してくれるなどという消費者金融はありません。もし無職でも審査に通過できる消費者金融があるとすれば、それは消費者金融を装った違法業者だと考えたほうがよいでしょう。

無職なのに審査に通過させる違法業者も…

違法業者は無職の人など、消費者金融で借入ができない人をターゲットにしているので、警戒しなくてはなりません。

無職でも審査通過できる消費者金融はない

消費者金融からお金を借りる場合には審査がありますから、本来は無職であればそこで審査落ちするはずです。
ところが周りを見渡すと、

「無職でも融資OK!」
「審査なしで融資可能」

などと宣伝している業者が非常に多いことに気づきます。

しかしこうした業者は正規の消費者金融業者ではありませんので気をつけなければなりません。

無職で消費者金融の審査に通過できないと、このように消費者金融を装った違法業者につい目が向いてしまいがちですが、決して近づかないようにしてください。

「無職」や「審査なし」で借り入れできる消費者金融はないからです。

正規の消費者金融でないってどういうこと?

正規の消費者金融ではない違法業者から借り入れをしてしまうと、法律に反した違法な高金利のために利息がどんどん増えて返済不能になってしまいます。

そうした被害に遭わないためには、違法業者に近づかないのが一番です。

違法な業者を見分けるには、

  • 正規の消費者金融として登録をしているか
  • 出資法を上回る金利で融資しようとしていないか
  • する前に、利息や返済方法・返済期間などについてきちんと説明をできる業者か

などをしっかりチェックすべきです。

正規の消費者金融は、必ず国や都道府県に貸金業者として登録をしているはずです。

知名度の高い大手消費者金融以外の消費者金融を利用する場合は、金融庁の登録貸金業者情報検索サービスなどを利用して、登録業者であるかどうかを必ず確認しましょう。

「5万円だけ…」もダメ!違法業者からは絶対借りないで

「無職」や「審査なし」で借り入れできる業者は、正式に登録されていない業者である可能性が極めて高いですが、そのような違法業者からは絶対にお金を借りてはいけません。
ただの違法業者ではなく闇金業者である可能性もあるからです。

こちらから問い合わせたわけでもないのに、メールや電話で勧誘が来た場合は要注意だといえます。

また、違法業者は数万円程度の小口融資をメインとしていますが、これは、「これくらいならすぐ返済できるだろう」と思わせるための違法業者の作戦だと考えましょう。

数万円だけ…と思って借りてしまうと、驚くような高金利のために永久に完済することができなくなってしまいます。

違法業者はネットワークで情報を共有しているため、一度でも違法業者から借り入れをしてしまうと消費者金融を装う同業者から頻繁に勧誘がくるようになりますので、絶対に近寄らないことです。

消費者金融は無理だけど…無職でも審査に通過できるのは?

無職では消費者金融の審査には通過できませんが、実は無職でも審査通過可能なカードローンがないわけではありません。

どうしてもお金を借りたいのなら無職でも利用可能なカードローンを利用しましょう。

消費者金融の審査に通過するにはまず安定した収入を

消費者金融はスピーディーな審査で即日融資も可能なため、急な出費の際などには本当に重宝します。

大手消費者金融なら24時間365日コンビニATMから気軽に借入や返済ができ、その利便性の高さは大変魅力的です。

そのため、今すぐお金が必要なわけではないけれど、急な出費に備えて消費者金融の審査だけ受けておき、いつでも消費者金融を利用できるようにしておくという人もいるほどです。

ただ、残念ですが、無職の場合は消費者金融の審査通過は難しいものと考えてください。

わずかでも安定した収入があれば消費者金融の審査に通過する可能性が生まれますので、消費者金融の利用を希望するならぜひアルバイトやパートを始めることをおすすめします。

銀行カードローンなら無職でも審査に通過する可能性も!

消費者金融は総量規制によって借り入れできる金額が年収の3分の1までに制限されていますので、原則として無職の人は消費者金融の審査には通過できません。

ただし、銀行カードローンなら総量規制対象外なので無職の人でも審査に通過できる可能性があります。

ただ、無職の場合は利用できる銀行カードローンも限られてくるということは知っておいてください。

気をつけたいのは、2017年以降は銀行カードローン業界でも自主規制を導入しており、以前と比べると無職の専業主婦や学生、年金受給者が利用できる銀行カードローンも少なくなっていることです。

今は無職の人でも借りられる銀行カードローンがまだありますが、この先どうなるかは分かりません。

消費者金融だけではなく、カードローン業界全体が「無職の人は審査に通過させない」という方向に大きくかじ取りをしてきているといえるでしょう。

おわりに

消費者金融でお金を借りたい、と思っているのに無職だからという理由で借りられないのは理不尽のような気がしないでもありません。

しかし、よく考えてみたら、返済できるあてのない人を消費者金融の審査に通過させることほど無責任な話もありませんよね?

無職で収入がないまま消費者金融から借り入れをすれば、いつか返済は行き詰まってしまうでしょう。
本当にお金が必要なら、消費者金融でお金を借りることを考えるよりも、やはり自分の力で働いて収入を得るのが一番の近道ではないでしょうか。