新たなFintechの波…SoftBankとみずほ銀行がJ.Scoreを共同設立しました

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最近盛んになっているFintech、ご存知でしょうか。

financialとtechnologyをかけ合わせた造語で、「次世代の金融サービス」を指します。これまでも、「CASH」や「CYURICA」など、スマートフォンを使った新時代のキャッシングサービスが登場していました。

今でこそまだまだ知名度が高くありませんが、今後Fintechがもっと身近になれば、我々の生活に溶け込んでいく見込みは十分にあると思っています。

そしてFintechに新たな波がやってきました。今回登場したのは、みずほ銀行とSoftBankが共同で設立した「J.Score」です。

それまで、キャッシングの審査は申し込み情報をもとに業者のシステムを用いて審査を行っていました。しかし、今回新しくできた「J.score」は完全にAIが独立して審査を行うシステム。その後スコアに基づいて、利用者の口座にお金が振り込まれる仕組みです。申込者の審査、その後の融資まですべてAIが行うという、画期的なシステムです。

なぜJスコアが生まれたのか

そもそもみずほ銀行は何の狙いでこの「Jスコア」を作るに至ったのか。そこから考えてみましょう。

Fintechを現在認知しているのも、利用しているのもどちらも「若者」です。最新デバイスの知識があり、スマートフォンを頻繁に使っている。そしてなおかつ何より、年収が低くお金に困っているのです。

そんな、最新テクノロジーに明るくお金に困っている層をターゲットにお金を貸し付ける目的で、「Jスコア」が開発されるに至りました。

そもそもカードローンなど個人融資は「若年層向けサービス」

そもそもみずほ銀行カードローンを始め、カードローンなどの個人融資サービスのほとんどが「若者向け」のサービスです。

カードローン利用目的の一位は「生活費の補填」。収入が少ない若者は、足りない生活費を補うためにキャッシングを利用するのです。

しかし「借金」の色濃いカードローンは、若者が利用を躊躇します。それなら、もっと気軽に利用できるFintech関連のサービスの方が、よりニーズがあるはずですよね。

Jスコアの借り入れはカードローンより低金利

Jスコアからそのまま借り入れると、適用される金利は、「年0.9~12.0%」という低金利設定。

みずほ銀行カードローンの金利が「2.0~14.0%」という金利設定ですから、どれだけ金利が低く設定されているかわかるはず。みずほ銀行カードローンの金利は低い方ですから、これが消費者金融のカードローン金利と比べると、もっと金利設定に差が出るのです。

簡単に使えて、金利も低く設定されているなら、Jスコアを使わない理由がありませんよね。

実際にJスコアを使ってみた

実際にJスコアのスコア判定はどんなものかと、私がPCからJスコアのスコア判定を行ってみました。

利用開始

サイトにアクセスして、いざJスコア利用開始です。

簡単に登録を求められました。この登録自体は、メールアドレスとパスワードを入力するだけのものでした。

アンケート開始

質問が始まりました。AIと会話してるわけですね。この画面はきっと、みんな使っているSNSアプリ「LINE」をイメージされているのでしょう。

jscore

アンケートが進む

ちょうどカードローンの申し込みのような質問がAIから続きます。

しかし質問の数自体は少なく、質問内容も難しくないものでした。
アンケート1

スコア算出

質問に答え始めて5分程度で、私の信用度「スコア」が発表されました。

私のスコアは「627」。スコアが600から融資対象となるはずなので、結構ギリギリのスコアだったなという印象です。

スコア

私の返済能力は、それほど高くないにせよ、消費者金融のカードローン審査程度なら楽々通るレベルだと思っています。

つまり、「Jスコアの審査」は審査基準が厳し目であるということです。みずほ銀行カードローンの審査基準との違いを知りたい方は、「みずほ銀行カードローンの審査は甘い?厳しい?」の方を読んでみてください。

この段階では信用情報の審査などは行われず、キャッシングに契約する段階で信用情報の審査が行われるようです。

驚くほど簡単で早い!即日振込も可能

ここからの手続きは行っていないので、この後の手続がどのように行われるのかはわかりません。

しかしここまでの段階に進むのは、とても早くて簡単だなという印象を受けました。通常のキャッシングより視覚的でわかりやすく、何よりスマートフォン対応に強い。今後の展開が気になります。

消費者金融、銀行カードローン、そしてFintechが第三の柱となるか

以前あった総量規制改正により、消費者金融のカードローンは借りにくくなりました。

そして昨今、銀行カードローンの審査基準も見直されており、以前ほど使いやすい状態とはいえなくなっています。

そうなると利用者は、自然と「Jスコア」のようなFintech関連サービスに流れるのかな…と私は予想しています。

利用者の生活を脅かすと国から規制が入る

Fintechも、他のキャッシング同様、利用者の生活が破綻し始めると国などから厳しい規制が入るはず。

規制とキャッシングサービスの関係は、いつまで経ってもいたちごっこが続くのだろうな…と複雑な気持ちになっています。

まとめ

みずほ銀行とSoftBankが共同で設立した、次世代の金融サービスが「Jスコア」です。

JスコアはAIが完全に独立して審査を行うという、次世代のFintechサービスです。とても簡単に使うことができるため、今後利用者の増加が見込まれます。

…それにより、また利用者の自己破産続出、なんてことにならなければいいんですが…。