審査のゆるい教育ローンはある?

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この記事を読まれている方の中には、子供が大学に合格し「入学金を急いで用意しないといけない…」と、焦っておられる方も多いのではないでしょうか?

たしかに、大学の入学金などは合格発表が出てから入学金を振り込むまでに時間的余裕がないため、できるだけ急いで資金を用意する必要があります。

なお、用意すべきお金は恐らく50万円~80万円程度だと思いますが、貯蓄で支払える人ならともかく、実際には親が教育ローンで支払う…というご家庭も多いかと思います。

そこで今回は、教育費用を急いで用意しないといけない人の為に、「審査がゆるくスピーディーにお金を用意できる教育ローンはあるか?」という点について、詳しく解説していきたいと思います。

教育ローンを取り扱っている金融機関

まず、「審査が緩い教育ローンはどこか?」という点を伝えする前に、現在一般的に利用できる教育ローンにはどんな種類があるのか、いくつかご紹介しておきたいと思います。

低金利で借りやすいおすすめの教育ローンは?国?銀行?

銀行の教育ローン

一つ目は銀行が取り扱っている教育ローンです。

銀行の教育ローンは比較的審査が厳しく、ある程度の年収がなければ申し込めないところもあります。

また、銀行の教育ローンの審査に通る為には、保証会社の審査をクリアする必要がありますので、今からお伝えするその他の教育ローンよりも、審査は厳しい傾向にあります。

参考までに、代表的な銀行教育ローンの金利や限度額について、一覧表にしておきましたのでご覧頂ければと思います。

取り扱い銀行名 金利 限度額
三井住友銀行教育ローン(無担保型) 変動        3.475% 10~300万円
三菱UFJ銀行ネットDE教育ローン 変動        3.975% 30~500万円
楽天銀行教育ローン 変動        3.204% 10~500万円

ろうきんや信用金庫の教育ローン

二つ目は、ろうきんや信用金庫が取り扱っている教育ローンについてです。

特にろうきんの教育ローンの場合、最低年収は銀行よりは若干低いケースが多いため、低所得世帯でも比較的審査は通りやすいかもしれません。

また、労働組合や生協に加入していて一定の条件を満たしていれば、一般利用者よりも優遇金利で利用する事ができる、というメリットもあります。

ただし、保証会社の審査を通るという意味では銀行の教育ローンと同じですので、特別審査が“ゆるい”ということはありません。

こちらも、参考までに代表的なローンのスペックを表にしておきましたので、参考までにご覧ください。

取り扱い金融機関名 金利 限度額
東京信用金庫教育ローン 固定2.98% 30万円~1,000万円
中央労働金庫 一般勤労者の場合固定金利(年3.400%) 最高2,000万円

国の教育ローン

つぎに、日本政策金融公庫が取り扱っている「国の教育ローン」についてもご紹介しておきます。

金融機関が取り扱う教育ローンの中では、この国の教育ローンが最も審査は通りやすい傾向にあります。

ちなみに「限度額は350万円」、そして金利は「固定金利で1.78%」と、限度額・金利ともにハードルは低く、返済負担が軽くなるような条件が設定されています。

ただし、銀行のように最低年収のルールはないものの、年収の上限額は設定されています。

したがって、高所得者層についてはこの教育ローンは利用できません。

自治体や学校が運営しているローン

また、自分が住んでいる自治体が取り扱う貸付制度を利用する、という方法もあります。

特に母子家庭や生活が困窮していて学費が捻出できない家庭の場合は、以下の「教育支援資金」という制度の利用が可能です。

ただし、この制度を利用する為には「この資金を利用しなければならないほど生活に困窮しているかどうか?」という点が主にチェックされます。

例:東京都社会福祉協議会の教育支援資金
使える費用 高等学校、高等専門学校、短期大学、大学、専修学校(高等課程・専門課程)進学に必要な費用が対象。(未払いの費用のみ貸付対象)
教育支援費の貸付上限額(月額上限額)
※大学の場合
大学 65,000円
貸付利子・返済(償還)期間 貸付決定時に定めた返済期間内は無利子で利用可能。
ただし、返済期限を過ぎても返済が完了しない場合、残元金に対して年5%の延滞利子が発生する。
世帯収入の上限(例) 4人 385,000円
利用できる人の条件 日常生活には困っていないが、修学のためにまとまった資金を必要としていること。
世帯の収入により、学校卒業まで生計維持が可能な状況であること。

参考URL:東京都社会福祉協議会の教育支援資金

信販会社のローン

つぎに、信販会社のローンについてもご紹介しておきます。

下記はオリコの教育ローンのスペック表ですが、学校と提携しているケースが多いため、比較的審査は通りやすいと言われています。

また、銀行のように保証会社を利用する必要もありませんし、申し込みから融資までのスピードも早いのが特徴です。

オリコの学校提携教育ローン「学費サポートプラン」
利用できる費用 入学金・授業料・教材費・実習費・留学費・寮費等、学校へ支払う費用。
※学校以外に支払う費用(教材費、留学費、寮費などを学校以外の業者へ直接支払う場合)定期代などの交通費や生活費には利用不可
利用可能金額 10万円以上500万円以下
融資方法 利用者にかわり、オリコが学校へ振り込む方法で融資される。
返済方法 通常返済、ステップアップ返済、親子リレー返済
民間金融機関(ゆうちょ銀行含む)からの口座自動振替。
提携学校と適用金利の例 桜美林大学(在学生用)指定分割払手数料(実質年率)2.90%
ECCコンピュータ専門学校指定分割払手数料(実質年率)   3.30%
中央大学在校生指定分割払手数料(実質年率)       2.50%

参考URL:オリコの学校提携教育ローン「学費サポートプラン」

教育ローンの審査基準は甘いのか?

では、以上でご紹介した教育ローンの審査はどれほど厳しいのでしょうか?

また、先の見出しでも簡単に売れましたが、教育ローンによって審査が「甘い」「厳しい」ということは実際あるのか?見ていきたいと思います。

教育ローンの審査で最も重視される事

まず、審査の「甘さ」を考える前に、「教育ローンを申し込んだ際、審査時にはどんな点がチェックされるのか?」という点から考えてみます。

金融機関の教育ローンの審査基準は公開されていないため、どのような基準で融資可否が判断されるのかは不明です。

しかし、どこの教育ローンを利用したとしても、以下の点は必ずチェックされます。

  • 安定した収入があり返済に問題がないか?
  • 他社借り入れをしている場合はきちんと返済しているか?
  • 借りたお金を教育資金として使うという証明が出せるか?
  • 信用情報機関に事故歴などの情報は残っていないか?

なお、以上の中でも最も重要視されるのは「利用者の返済能力」です。

「返済能力」と一言で言っても、様々な角度から審査されるわけですが、やはり最も重要なのは「本人の年収」と「毎月返済できる金額」、そして「過去に債務整理などの金融事故歴がなかったか?」という点になります。

金融機関で審査の「甘い」「厳しい」はある?

では、上記でもご紹介したいくつかの教育ローンの中で、実際のところ特定の教育ローンの審査が甘い?厳しい?といったことはあるのでしょうか?

結論から申し上げると、「教育ローンによって審査の厳しさは異なる」というのが正解になります。

なお、上記でご紹介した教育ローンのうち、審査が比較的通りやすい順番で記載すると以下のようになります。

信販会社の教育ローン<国の教育ローン<ろうきんや信用金庫の教育ローン<銀行の教育ローン
※自治体の教育支援資金は除く。

また、教育ローンの場合でも保証会社を利用する場合と連帯保証人を利用する場合とでは、審査通過の難易度も変わってきます。

とくに連帯保証人を利用する場合は、本人の返済能力が多少乏しかったとしても、連帯保証人の属性が良ければ問題なく融資されるケースもあります。

教育ローンの審査に落ちる人の特徴

つぎに、「どんな人が教育ローンの審査に落ちてしまうのか?」代表的なケースについてお伝えしておきたいと思います。

信用情報機関に傷がある

一つ目は「信用情報機関に何らかの傷がある」という人のケースです。

信用情報機関に何らかの傷があると言っても、いくつかのパターンがありますので、代表的な例を以下に挙げておきます。

  • 他社ローンなどを利用していて「何度も返済に遅れた」という履歴が残っている。
  • 他社ローンを延滞していて、そのローンが強制解約になった履歴がある。
  • カードローンなどを同時に何社も申し込んでいて、審査落ちした履歴が残っている。
  • 任意整理や個人再生など、債務整理を行った履歴がある。

なお、信用情報機関でのネガティブな情報は、最低でも6ヶ月以上また任意整理や個人再生などの債務整理の事故歴については5年を超えない範囲で残ってしまいます。

そのため、過去にこのような金融事故を起こした場合は、どこの教育ローンに申し込んだとしても審査落ちしてしまうことになります。

申し込み内容や書類に不備がある

また、申し込み内容や申し込み書類に不備がある場合も、審査には落ちてしまいます。

申込書類の不備については、本人情報を誤って記入してしまうケースや、他社借り入れ件数や借入金額を過少申告してしまうケースが多いようです。

特に他社借り入れ金額については、本人がどのような虚偽の申し込みをしようが、後々の信用情報機関での照会で嘘はすべてバレてしまいます。

そのような嘘がバレた時点で利用者としての信頼は失われ、審査にも落ちてしまうことになります。

そのため、故意でケアレスミスであれ「とにかく申し込みは正確に、そして正直に行う」ということが大切です。

保証会社が取り扱っている別のローンで延滞したことがある

また、先ほどもお伝えしましたが、銀行の教育ローンなどに申し込む場合、銀行とは別に保証会社の審査に通る必要があり、その「保証会社の存在」にも細心の注意をはらう必要があります。

なお、一般的に保証会社は一つの銀行だけではなく、いくつかの金融機関の保証業務を担っているのが普通です。

そのため、該当する保証会社が取り扱っている別のローンで延滞事故を起こしていた場合は、信用情報機関の情報は消えていたとしても保証会社には事故データが残り続けます。

したがって、その保証会社が絡む教育ローンは、すべて審査は通らない可能性が高くなります。

比較的審査の通りやすい教育ローン

家族でパソコンを囲む

では、ここまでの情報を整理した上で、結局のところ審査の通りやすい教育ローンを希望するなら、どのローンに申し込むべきなのか、ポイントを整理してお伝えしていきたいと思います。

国の教育ローンは低所得者でも利用できる

まず、先ほどもお伝えした通り所得が少なく、且つ出来るだけ審査に通りたいなら、まずは国の教育ローンに申し込んでみることをおすすめします。

そもそも国の教育ローンは「生活が苦しい人」や「母子家庭」など、ある程度返済能力に問題がある家庭でもきちんとした教育が受けられるように設けられた制度です。

したがって、営利目的だけの銀行の教育ローンよりは、若干審査は通りやすい傾向にあります。

しかし、いくら国の教育ローンとはいえ、他社ローンを延滞しているような人には融資は行われませんので、その点だけは覚えておきましょう。

ろうきんの教育ローンは比較的審査が緩い?

つぎに、ろうきんの教育ローンも申し込んでみる価値はあります。

先ほどの「ろうきんや信用金庫の教育ローン」のところでもお伝えしましたが、労働組合に入っていたり生協の組合員であるなど、一定の条件を満たせば比較的審査は通りやすいかもしれません。

また、教育ローン利用の条件に「最低年収」が設定されている場合、銀行の教育ローンは「200万円以上」のところが多いのですが、ろうきんの教育ローンは「150万円以上」とハードルが少し低くなります。

さらに、最長20年と長めの返済期間が設定されているローンもありますので、一度試しに審査を申し込んでみる価値はありそうです。

信販会社の教育ローンは審査は通りやすいが金利が高め

この点も先ほど簡単にお伝えしましたが、信販会社の教育ローンは保証会社の審査が絡まないため、特におすすめです。

「信販会社のローン」はマイカーローンとして利用している人も多いのですが、「銀行のマイカーローン審査には落ちたのに信販会社のマイカーローンは審査が通った」ということはよく聞く話です。

ただし、信販会社のローンは銀行の教育ローンと比較して、0.5%~1%程度金利が高くなりますので、その点はデメリットと言えます。

少ない金額ならカードローンを利用する方法も

なお、ここまでいくつかの教育ローンについてご紹介してきましたが、まとまった金額ではなく数十万円程度の少額資金なら、審査のハードルが高い教育ローンに申し込むよりも「カードローンをうまく使う」という方法もあります。

無利息サービスをうまく活用して教育費に充てる

たとえば、20万円~30万円程度の入学金を用意するだけなら、消費者金融の無利息キャッシングをうまく使ったほうが賢いケースもあります。

仮にボーナスなどのまとまった収入が見込まれる場合なら、それまでのつなぎ資金として無利息キャッシングでお金を借りておき、ボーナスが入ったら一気に返済をしてしまうという方法がおすすめです。

この方法を利用して1ヶ月以内に返済できれば、事実上“利息負担ゼロ”で教育資金を用意できることになります。

また、消費者金融カードローンの場合、銀行ローンとは異なり即日審査・即日融資も可能です。

したがって「とにかく急ぎでお金を用意したい!」という場合は、最初から消費者金融カードローンに申し込まれることをおすすめします。

教育費にも使えるおすすめのカードローン

なお、無利息キャッシングを提供しているカードローンにはどのようなものがあるのか、以下に一覧表でまとめておきましたので参考にしていただければと思います。

取り扱いローン会社・金融機関名 ローンの名称・種類 無利息キャンペーンの有無
プロミス 無担保カードローン 有り(無利息期間:30日間)
アコム    〃 有り(無利息期間:30日間)
レイクアルサ    〃 有り(無利息期間:30日間)
※5万円までの借入れ分については180日間の無利息キャンペーンも選択可能
アイフル    〃 有り(無利息期間:30日間)
新生パーソナルローン ノーローン 何度でも1週間無利息(全額返済が条件)
ジャパンネット銀行 ネットキャッシング(無担保カードローン) 有り(無利息期間:30日間)
愛媛銀行 ひめぎんクィックカードローン 有り(無利息期間:30日間)

審査のゆるい教育ローン、まとめ

今回は、「審査のゆるい教育ローンはあるか?」というテーマで、いくつかの情報をお届けしました。

たしかに、教育ローンによって審査基準が若干異なるのは事実です。

しかし、いくら審査が甘めの教育ローンでも、他社借り入れを延滞するような信用のない人に融資を行うことはありません。

また、そもそもそのような人が融資を受けられたとしても、後々返済に行き詰るのは目に見えています。

この記事を読まれている方が、もし「審査の甘い教育ローンを探している…」という場合、大切なのは審査基準よりも「自分の返済能力」です。

特に教育ローンの場合は、多額の借入れにより長期の返済が伴う場合がありますので、「どこなら借りれるのか?」ということよりも「いくらなら返せるか?」ということを重視する事が大切なのかもしれませんね。